学校・学科からのお知らせ

2013.12.13
国道23号線の土木工事現場見学に行ってきました。
平成25年12月6日(金)
土木工学科1年と測量設計科1年の学生も、国土交通省 中部地方整備局のご協力を得て土木工事現場の見学に行ってきました。

西尾市の中原高架橋橋梁耐震補強工事の現場を見学しました。
すでに共用化されている、国道23号線の橋梁部分について、耐震補強として「橋脚巻立て工」「落橋防止装置工」「変異制限装置工」の見学をしました。

既に出来ていた橋脚に250mmの厚さでコンクリートを巻立て(厚くし)、補強します。

橋桁と橋桁の間にコンクリートとブラケット(桁の間の隙間を鋼板とゴムにより埋める)による横移動の防止装置を取り付けます。

さらに、縦方向の移動を防止するため、落橋防止装置が取り付けられます。

これらの工事は地震などが起きた時、23号の橋脚と橋桁が壊れないようにするための工事です。
取付けている場所まで登って行き、普段は見られない橋の支承部分が見られ学生も喜んでいました。

その後、ラグーナ蒲郡で昼食をとり次の現場へ。
ここの現場は、国道23号線の蒲郡バイパス蒲郡インターチェンジランプ橋の上部工事の現場でした。
横の型枠は、まとめて運ばれ再利用されるという事でした。

その後、できたばかりで照明も、舗装もされていない真新しいトンネルを通り幸田側へ。
一般の人は誰も通ったことのないトンネルの通過には、学生も少し興奮気味でした。(真っ暗なため写真はありません)
幸田側へ出ると、情報化施工の現場でした。

情報化施工とは、情報通信技術を活用した高い生産性と施工品質を実現する施工システムで、
施工機械に取り付けたGNSSにより位置情報や施工情報を取得し、3次元設計データに従って機械をリアルタイムに自動制御し施工を行う技術です。

初めての現場見学に学生も緊張していましたが、非常に貴重な体験ができ、大変喜んでいました。
今後の勉強にもしっかりと活かしてくれると思います。