測量設計科

2年課程職業実践専門課程認定学科

測量から土木設計まで、
確かな専門性を身に付ける。

測量は、地物や地形の状態を調査して図面に起こす仕事です。図面をもとに構造物を設計する技術も身に付け、土木、管工事、造園の2級施工管理技士を目指します。卒業と同時に測量士補の資格を得られるので、測量士への近道となります。

測量、設計、施工...
幅広い就職の選択肢

測量設計科では、地図をつくるための測量から土木設計、施工管理まで幅広い専門知識と技術を総合的に学んで身につけることができます。よって、就職する際に測量会社か建設会社かどちらでも選択することができ、様々な分野での活躍が可能です。
また、公共事業の用地取得に必要な補償業務概論の授業も受講でき、測量の資格と共により有効に活用できます。

在学中に目指せる資格

2023年度 2級建築施工管理技士 合格者112名

■1級土木施工管理技士(第一次試験)
■測量士補 (卒業と同時に測量士補の資格を取得できます。) ■2級土木施工管理技士
■2級造園施工管理技士
■2級管工事施工管理技士
■2級建築施工管理技士 ※第一次検定(学科試験)は在学中に受験でき、合格すると技士補となります。 ■建設業経理士(2級)
■建設業経理事務士(3級)
■CAD利用技術者試験
■環境再生医(初級)

その他取得する資格はこちら
CHECK!

卒業と同時に
"測量士補"を取得

本校は国土交通大臣の登録を受けており、測量設計科では卒業と同時に"測量士補"が、卒業後に実務経験を2年積むことで"測量士"が、どちらも無試験で取得できます。
測量士は、全国平均合格率約15%の難関国家資格です。

測量士を取得すれば、
独立開業も可能!

測量士が最低1人置かれていれば、測量業の事務所を開業することができます。つまり、測量士の資格を持っていれば、独立開業することも可能なのです。

授業紹介動画

学科の特徴

測量と土木両方の基礎を学べる

測量と土木・設計に関する総合的な知識と技術を学びます。測量業界・土木業界など幅広い就職が可能です。公共事業の用地取得に必要な補償業務管理概論の授業も受講でき、測量の資格と共により有効に活用できます。

実務経験2年で「測量士」

卒業後、測量の実務経験2年で、国家資格である測量士を申請にて取得できます。施工会社であっても、入学前の実務経験であっても、本校の測量の時間数によって申請が可能となります。

卒業すれば必ず「測量士補」

全国でも数少ない測量に関する専門の養成施設です。また、1年次から測量の専門科目を勉強し、国家資格である測量士補の資格が卒業と同時に取得できる国土交通大臣登録校でもあります。

就職に強い専門知識を習得

地図をつくるための測量から、土木設計、施工管理まで幅広い専門知識と技術を学んで身につけることができます。よって、就職する際に測量会社か建設会社のどちらかを選択することができるため、様々な分野での活躍が可能です。

1年次の学び
測量の理論と技能を
基礎から丁寧に学ぶ

測量に関する全般的な基礎知識を学習します。最新の測量器械を用いた測量実習の他、集中実習では山地や道路での測量を行い、実践的な技術を学びます。後期では測量ソフトを使用した計算や、CADによる地形図作製、GPS(GNSS)を利用した測量や3D CADなど、より高度な知識や技術を身につけます。

2年次の学び
土木構造物を造るための
総合的な技能を習得する

測量だけでなく土木や設計についても学びます。土木構造物をつくるにあたり、最初に必要となる測量、そして設計・施工といった一連の知識や技術を習得し、各種施工管理技士の資格取得を目指します。前期には就職活動を兼ねた企業実習を行い、後期は2年間の集大成として、新設道路設計を課題とした卒業研究に取り組みます。

目標とする資格

  • ● 測量士
  • ● 測量士補
  • ● 2級土木施工管理技士
  • ● 土地家屋調査士
  • ● 建設業経理士(2級)
  • ● 補償業務管理士 他多数

カリキュラム

1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限
9:30〜
10:20
10:30〜
11:20
11:30〜
12:20
13:10〜
14:00
14:10〜
15:00
15:10〜
16:00
情報処理・演習 土木法規 工事管理
補償業務概論 環境学
概論
建設演習 HR
土木材料学 土木施工学 応用測量
環境河海工学 地理情報
システム(GIS)
鉄筋コンクリート工学 応用力学
製図・設計・CAD

2年次前期の例

情報処理・演習

コンピュータシステム、アプリケーションソフトの基礎と活用などコンピュータの活用能力について修得する

土木法規

建設業に関する「労働基準法」「労働安全衛生法」「建設業法」を軸に、土木施工管理技士に関する土木法規の知識を修得する。

工事管理

建設事業の進め方と構造物を造るにあたり、基本となる施工技術について理解するとともに、工事管理の四大管理機能である「工程管理(早く)」「品質管理(良く)」「原価管理(安く)」「安全管理(安全に)」について、その基礎知識を習得し、一連の工事をコントロールできる建設技術者の知識を修得する。

補償業務概論

公共事業の現状、補償コンサルタント、用地補償、土地・建物の調査および補償、特殊な権利、公共補償の基準を修得する。

環境学概論

持続可能な社会を構築するために、循環型社会・低炭素社会・自然共生社会で必要な基礎的知識を修得する。
地球温暖化による悪影響を対策方法を知る。生態系の仕組みと土木施工法を修得する。

建設演習

土木施工管理技士の試験問題を参考に総復習し、土木施工技術者として必要な知識を修得する。

土木材料学

土木工学に必要な材料について、基礎的内容を修得する。

土木施工学

土木施工に関する実践的技術を修得させるための、安全管理、工程管理、土工機械、掘削施工、運搬施工、盛土と締固め、基礎工、擁壁、トンネル、演習を内容とする講義により、土木施工に関する実践的技術を修得する。

応用測量

路線測量計画概論、中心線測量、曲線設置、現況測量、用地測量、縦横断測量、工事測量土量計算、河川測量計画概論、距離標の測量、河川縦横断測量、深浅測量、汀線測量、流速流量の測定等について修得する。

環境河海工学

一般河川及び河川工事の概要等を河川工学の基礎的理論と施工事例を交えて修得する。港湾の概要,計画、工事等についての基礎的理論に施工事例を交えて修得する。

地理情報システム(GIS)

位置や空間に関する情報をもったデータを総合的に管理・加工し、視覚的に表示できる高度な分析や迅速な判断を可能にする技術であるGIS構築のため、インターネット活用手段、属性データ作成のエクセル利用、GISソフトの操作方法とおよび利用する地図データについて投影法や座標系を理解させる。総合演習でGISソフトを使いこなす技術を修得する。

鉄筋コンクリート工学

土木技術者に必要な鉄筋コンクリートの基礎知識と設計計算を中心に修得する。

応用力学

土木構造物の力学的性質および構造を理解し、設計に活用できるような技術を修得する。

製図・設計・CAD

擁壁の設計から土留壁、鉄筋コンクリートと力学や材料の特性を修得する。またCADでの図面作成、図面の読み方を修得する。

科目名をタップ(クリック)すると、それぞれの科目の説明が表示されます。

Student's VOICE

「測量実習」では、実際に街や山に足を運び、機器を使っての測量を行います。測量実習で得たデータをもとに製図を行うことができるので、実践を通じて理解を深めることができます。

三重県 高田高等学校 出身 
牛場 幹音さん

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