土木工学科

2年課程職業実践専門課程認定学科

巨大な構造物をつくる力を
実践的な学習で養う。

道路、堤防、河川、橋、鉄道、ダム、空港などの構造物をつくる土木においては、安全性や機能性が重視されるため、より高度で専門的な知識や技術が必要となります。実習や現場体験と結び付いた授業をすることで、即戦力となる技術を習得します。

プロの必須知識=資格を
在学中に数多く取得

巨大な構造物をつくる土木技術のプロとして現場を指揮するためには、多くの専門知識が必要となり、それを習得した証となるのが資格です。
土木工学科では、在学中に測量士補、2級土木施工管理技士(第一次検定)、CAD利用技術者、建設業経理事務士、環境再生医(初級)など多くの資格取得のための補習体制やカリキュラムが整えられています。また、在学中に1級土木施工管理技士の第一次検定合格も目指すことができます。

在学中に目指せる資格

77.6%が進学(過去3年間の実績)

■1級土木施工管理技士(第一次検定) ※第一次検定(学科試験)は在学中に受験でき、合格すると技士補となります。 ■2級土木施工管理技士
■2級造園施工管理技士
■2級管工事施工管理技士
■2級建築施工管理技士 ■測量士補
■建設業経理士(2級)
■建設業経理事務士(3級)
■CAD利用技術者試験
■環境再生医(初級)

その他取得する資格はこちら
CHECK!

卒業後、多くの学生が
現場監督に

卒業後、多くの学生が現場監督に

現場監督は現場全体のマネジメントを担う職種なので、当然一般作業員よりも給与が高くなります。土木工学科の学生は、土木施工管理技士をはじめとした資格が有利に働くことで、就職希望者の9割以上が現場監督として毎年就職しています。

授業紹介動画

学科の特徴

実践的な授業を重視

学習はデスクワークにとらわれることなく、より実践的なフィールドワークを通じて身につけるという理念のもとに、実技時間の多いカリキュラムが組んであります。

構造物のプロを養成

土木技術者を一言で言えば「地球の医者」です。外科手術的にインフラ整備(道路・橋梁や下水道などの建設)が必要な時もあれば、内科的に自然と調和し共存共栄する技術も行なっていく必要があります。近年では劣化診断や維持管理等の点検補修分野が重視されています。

土木を総合的に学習

測量や製図、CADの授業を結びつけて学習することにより、個々の知識がさらに深く身につくよう、カリキュラムを組んであります。そのことにより実践的な学習を行なうことができます。

学科試験を受験できる

在学中に測量士補、2級土木施工管理技士(学科試験)、CAD利用技術者、建設業経理事務士、環境再生医(初級)など多くの資格取得に向け補習体制が整っています。また、資格取得のためのカリキュラムが組まれており、実務経験が必要な国家資格は短縮認定を受けています。

1年次の学び
土木技術者として
必要な基礎を身につける

道路、橋、河川に関わる土質、構造、水理学などの基礎知識の学習の他、土の配合や構造計算、流量計算などに必要な数学も履修します。また、より理解を深めるための実験や実習も行います。後期からはグループ単位での実習・実験授業が増え、専門技術の習得だけでなくコミュニケーション能力・人間力も養います。

2年次の学び
卒業後の就職につながる
実践的な学習

測量士補取得に向けた学習に加え、1級土木施工管理技士の試験に挑みます。夏期には、2週間の企業実習を行います。企業実習は就職活動を兼ねており、実践学習と進路開拓が同時にできます。また、2年間の集大成としての卒業研究は、グループごとに課題を決めて取り組みます。

目標とする資格

  • ● 測量士補
  • ● 1級土木施工管理技士
  • ● 2級土木施工管理技士
  • ● 1級管工事施工管理技士
  • ● 2級管工事施工管理技士
  • ● 環境再生医(初級) 他多数

カリキュラム

1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限
9:30〜
10:20
10:30〜
11:20
11:30〜
12:20
13:10〜
14:00
14:10〜
15:00
15:10〜
16:00
一般教養 測量Ⅰ 測量Ⅱ 建設機械
工学
衛生工学
情報処理・演習 土木施工学 数学
実験・実習・製図CAD
構造力学 土質工学 水理学 HR
測量Ⅰ 土木
材料学
測量Ⅱ

1年次前期の例

一般教養

建設技術者として、専門分野だけにとどまらず幅広い知識を身につけ、社会人としての常識やマナーを身につけ、実社会に即応できる能力を養う。

測量Ⅰ

測量の総論および測量のための数学について修得した後、トータルステーション・レベル・GNSS測量機等の取扱い、基準点測量・水準測量・汎地球航法衛星システム等測地分野について修得する。

測量Ⅱ

測量の中でも測図分野(地図作成)について、地形測量・写真測量・地図編集・応用測量について学び修得する。

建設機械工学

建設機械を有効活用できる知識と、作業能力の算定・機械組合せ施工方法などは積算基礎資料となるため、活用法を修得する。

衛生工学

上水道と下水道について勉強することにより、環境保全に配慮した設計や施工技術を修得する。

情報処理・演習

コンピュータシステム、アプリケーションソフトの基礎と活用などコンピュータの活用能力について修得する。

土木施工学

施工計画のための調査と環境アセスメント、設計と積算、施工と施工管理、品質管理、資材管理、労務管理など、土木施工に関する実践的技術を修得する。

数学

関数とグラフ、指数と対数、三角関数、ベクトル、微分法、積分法、行列について修得する。

実験・実習・製図CAD

土質・材料・水質・環境等の各種試験について修得する。

構造力学

構造力学の基礎として、力のつり合い,静定ばり,単純トラス等の計算演習を修得する。

土質工学

土の基本的性質より利用価値を調べる。
土の工学的性質より基礎や杭の支持力を求める。
各種試験の結果より施工管理方法の知識を修得する。

水理学

開水路・管水路の設計に必要な知識を中心に講義を進め、マニングの公式・ベルヌーイの式を確実に修得する。

科目名をタップ(クリック)すると、それぞれの科目の説明が表示されます。

Student's VOICE

両親の会社を継ぐために入学しました。困ったことがあった時は、すぐに友人や先生に相談しています。実習の授業では本格的な機器を使用しての学習ができるので、知識も身につきやすいです。

岐阜県 飛騨高山高等学校 出身 
清水 郁弥さん

清水 郁弥さん

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