一級建築士
受験認定
学科

建築設備科

2年課程職業実践専門課程認定学科

空調・給排水・電気まで、
建築の設備機器を幅広く学ぶ。

建築設備とは、建物の空調や水回り、消防設備、電気などのライフラインのことです。建築の基礎的な知識と各分野の専門的な設備の知識が必要なため、数多くの国家資格を取得した技術者を目指します。

就職先の選択肢が多い

建築設備科2022年度 就職率100%

建築設備科は在学中に建築設備関連の主要国家資格を取得することができ、多くの学生が1年次後期から就職活動の準備を進め、関連分野の企業に就職します。
サブコンや設備設計事務所、機械メーカー、鉄道・情報通信企業の設計・施工・メンテナンス部門及び建物管理企業の設備機器の点検や修繕、改修を行う設備管理部門等、幅広い就職実績があることが魅力です。

内定先企業の例
CHECK!

在学中の資格取得で、
就職後の給与が変わる

建築設備の関連企業では資格手当を導入している場合が多く、特定の資格の有無によって給与が大きく変わります。建築設備科では、該当する国家資格を在学中に数多く取得することができます。

就職後の給与の一例
在学中に取得可能な資格

■1級建築施工管理技士
■2級建築施工管理技士
■1級管工事施工管理技士※第一次検定が在学中に受験でき、合格すると技士補となります。

■2級管工事施工管理技士
■2級電気工事施工管理技士
■2級電気通信工事施工管理技士※第一次検定(学科試験)は在学中に受験でき、合格すると技士補となります。
※卒業後、実務経験2年で第二次検定(実地試験)が受験できます。(一般には実務経験8年以上必要)

■3級配管技能士
■第二種電気工事士
■消防設備士(甲種第1類・乙種第1類)
■第三種冷凍機械責任者
■二級ボイラー技士
■危険物取扱者(乙種第4類)

その他取得する資格はこちら

授業紹介動画

学科の特徴

建築設備の専門知識を習得

全国でも数少ない、建築設備を専門に学べる学科です。生活の中で建築物の設備が重要なウエイトを占めると考え、空調や給排水、電気設備を中心に幅広い建築関係の知識が習得できるようサポートします。

仕事に役立つ技術が学べる

1年次は鋼管、銅管やビニール管の加工・接続を中心に基本的な配管実習を行い、応用へと役立てます。2年次は第二種電気工事士の技能試験合格を目標に、過去に出題された問題を徹底的に練習します。資格取得を目指し実習中心の授業で、実際の仕事に役立つ技術が身についていきます。

在学中に国家試験を受験可能

設備系の職業には資格が必要です。中には実務経験が必要なものもありますが、取得できるものから積極的にチャレンジします。危険物取扱者(乙種第4類)・2級配管技能士・二級ボイラー技士・第二種電気工事士・消防設備士(甲種第1類・乙種第1類)・2級管工事施工管理技士(学科試験)・第三種冷凍機械責任者の合格を目指していきます。

設備に詳しい建築士を育成

本科は建築系の学科と同様、一級建築士、二級建築士等の短縮認定を受けています。これらの資格を取得するとともに、2級管工事施工管理技士、消防設備士(甲種第1類・乙種第1類)など設備に必要な資格を目指し、建築設計等、将来に役立てることができます。

目標とする資格

  • ● 二級建築士
  • ● 設備士(空調・衛生)
  • ● 1級管工事施工管理技士
  • ● 2級管工事施工管理技士
  • ● 第二種電気工事士
  • ● 2級配管技能士 他多数
1年次の学び
建築の基礎知識と
設備の専門知識・技術を身につける

建築計画・構造など建築学の基礎科目をバランスよく学習しながら、2年次に向けて基礎を固めます。配管実習は現役職人の講師から直接指導を受け、即戦力になるための技能を身につけます。また、専門的な図面を理解するために行う手書き製図の実習は、卒業後の建築士試験にも活かすことができます。

建築物の機械装置や器具類に供給する水や油、蒸気、ガスなどの配管を図面通りに加工するための実習授業を行います。

手書き図面の技術の習得を通して、専門的な図面の理解を深めます。

座学ではわからないことも、実物を見て理解を深めます。

2年次の学び
専門技能の習得と資格の取得で
企業に求められる人材に

建築設備全般に関する知識や、建築設備専用の3D CADの技術を習得し、より専門性を深めていきます。電気工事実習では第二種電気工事士の技能試験対策のカリキュラムが組まれているなど、数多くの国家資格取得を目指す環境が整っており、これらは就職活動においても非常に有利に働きます。。

第二種電気工事士技能試験対策として電気の配電理論や配線設計の知識を習得します。また、技能実習として電気工具の使い方や配線実習を行います。

配管などを手書きによって収まりを検討し図面の理解を深めます。

建築設備専用の3D CADを学びます。

カリキュラム

1時限 2時限 3時限 4時限 5時限 6時限
9:30〜
10:20
10:30〜
11:20
11:30〜
12:20
13:10〜
14:00
14:10〜
15:00
15:10〜
16:00
電気工事実習
消防設備 電気設備 設備
総合演習
HR
設備総合演習 建築設備積算 空調理論
設備製図 建築IT 建築法規
建築製図/計画実践 設備CAD

2年次前期の例

電気工事実習

電気工事に使用される管材や付属品の種類及び器具を理解し、電気配線図(単線)から複線に置き換え、ケーブルなどを用いて接続を行う。また、電気設備基準を理解し、施工上の留意点などの知識を学ぶ。

消防設備

授業の概要防災・消防設備の設計、施工及びこれらの保全管理や建築基準法並びに消防法から防災計画に必要な知識を学ぶ。

電気設備

基礎理論、配線設計、配線器具・材料・工具、施工方法、電気工作物の検査及び法令を段階的に学んだ基礎に、2種電気工事士にチャレンジできる知識を得る。

設備総合演習

各管材の特性を理解し、工種による利用の適否、工事における施工要領の適正を検討。技能演習を通し、工事工程を把握する。

建築設備積算

建築設備の給排水衛生配管図や空気調和設備設計図を利用し、機器類材料の数量拾い出しや工数人件費など算定し、原価計算書を作成する。

空調理論

空気調和設備、給排水衛生設備を計画設計するに必要な項目を理論的及び工学的に習熟する内容とする。空気の性質、流体工学、熱力学などを主体に学ぶことを目的とする。

設備製図

基礎知識を踏まえ、設計図を施工図化して実務に対応した平面図、立面図、断面図、各部分詳細図を作成する。

建築IT

CALS/ECの基本的考え方を学び、データの電子化・標準化・共有化の実践的演習を行う。また、ワープロ・表計算・データーベースソフトの活用により見積書、確認申請等の各種建築関係書類の作成技術を体得する。

建築法規

建築基準法を理解する上で重要な用語の定義について図解等を交えてわかりやすく解説する。また、建築基準法及び建築基準法施行令を基本として、建築物自体の主要な技術基準、都市計画区域等における主要な建築制限、制度規定について、法の基因関係から遂条の解説を実際例と併せて解説すると共に法文内容の理解を深めるために演習を行う。

建築製図/計画実践

木造の設計では住宅の平面・立面をはじめ、伏図・軸組等の構造図までを描く。木造以外の設計では鉄筋コンクリート造の共同住宅(標準規模:住戸面積80㎡、延べ面積2400㎡、4階建て程度)・ホテル・図書館・学校・公民館と鉄骨造の商業施設の中から一つを選択し設計する。

設備CAD

設備専用CAD(CADWe'll Tfas)を使用して建築物内に設置される給排水衛生、空調設備配管図や空調ダクト配管、電気配線配管図などの設計図や施工図、系統図、部分詳細図などを作成しながらCADソフトの取り扱いを習得する。

科目名をタップ(クリック)すると、それぞれの科目の説明が表示されます。

Student's VOICE

直接指導してくださるのは、現場の第一線で活躍していた先生方です。資格取得の勉強に関する質問にも的確なアドバイスがいただけるので、限られた時間の中でも理解を深めることができます。

静岡県 御殿場高等学校 出身 
長田 直敏さん

長田 直敏さん

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