受験認定
学科
2年課程職業実践専門課程認定学科
住宅から公共建築物まで、
建築を幅広く学ぶ。
建築設計、施工管理(現場監督)など幅広い建築分野への進路選択ができます。卒業後は建築士の資格取得を目指す学生も多く、8割近くの学生が「建築ライセンス科」または「建築ライセンス本科」へ進学します。
多様な将来の進路を
選択可能!
建築工学科では建築分野を広範囲にわたって学び、志望する職種に合わせてコースを選択できる授業もあります。自分に向いている、あるいは興味のある職種を探しながら建築を学びたい方にはおすすめの学科です。
授業紹介動画
学科の特徴
各種国家資格に合格するための
教育プログラム
初心者でも安心
入学者の半数以上が普通科出身者です。そのため入学後の学力試験の結果によって、クラスを編成します。クラスごとに分かれ、わかりやすい授業が展開できるよう心がけています。苦手なところや得意なところを伸ばす特別授業や、資格試験の前には授業内や授業後で補習を行うなど、初めての人でも安心して学べる体制を整えています。
資格取得のためのカリキュラム
製図は専門性を磨くための総合的な科目です。二級建築士に合格するためには学科試験と設計製図試験をクリアしなければなりません。その設計製図試験は手書きで課題をクリアしないといけないため非常に大切な授業です。また、製図と並行して、建築材料・一般構造・建築計画等、建築についての全般的な知識と技術を幅広く習得していけるカリキュラムになっています。
コース別授業を導入
1年次前期は建築に関する知識を幅広く学び、後期からコース別授業を加えたカリキュラムで各種資格取得を目指します。また、2年次からは選択科目を用意しており、施工実務、インテリア、建築パース、リフォーム、自由設計など専門知識や技術を身につけます。
目標とする資格
卒業制作紹介
建築を学ぶ
入学者の大半は普通科出身者なので、基礎科目から丁寧に学んでいき、実技である製図もトレース(模写)から始めます。1年次は建築に関する知識を幅広く学び、4つのコース(Archicad, デジタルデザイン, インテリア演習,模型)を順番に学ぶ建築総合演習(基礎)を履修します。
より深く建築を学ぶ
実務につながる実習や施工管理・建築法規など、建築業界で働くために必要な専門性の高い科目を学びます。建築総合演習(実践)では、11のコース(自由設計, 住宅設計, 店舗設計, リフォーム, パース, 模型, CG, 施工実務, 宅建対策,歴史・探索, 二級建築士対策)から、自分の志望する進路に合わせて1つを選択して履修します。
カリキュラム
1時限 | 2時限 | 3時限 | 4時限 | 5時限 | 6時限 | |
9:30〜 10:20 |
10:30〜 11:20 |
11:30〜 12:20 |
13:10〜 14:00 |
14:10〜 15:00 |
15:10〜 16:00 |
|
月 | 建築法規Ⅱ | 建築ITⅡ | 計画実践/建築測量実験 | |||
火 | 建築総合演習(実践) ※インテリアデザイン科共通科目 | |||||
水 | 構造力学Ⅱ | 建築積算 | 施工管理 | |||
木 | HR | 建築CADⅡ | 建築設備 | 施工管理 | ||
金 | 建築製図Ⅱ |
2年次前期の例
建築法規Ⅱ
建築基準法を理解する上で重要な用語の定義について図解等を交えてわかりやすく解説する。また、建築基準法及び建築基準法施行令を基本として、建築物自体の主要な技術基準、都市計画区域等における主要な建築制限、制度規定について、法の基因関係から遂条の解説を実際例と併せて解説すると共に法文内容の理解を深めるために演習を行う。
建築ITⅡ
CALS/ECの基本的考え方を学び、データの電子化・標準化・共有化の実践的演習を行う。また、ワープロ・表計算・データーベースソフトの活用により見積書、確認申請等の各種建築関係書類の作成技術を体得する。
計画実践/建築測量実験
実戦的問題演習により、総合的に建築計画をまとめて行く。
- エスキース段階における建物内外の立体的思考をする。
- デザインのみにとらわれず、構造面にも十分配慮された計画の立案をする。
- 木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造の各構造の特徴をふまえた計画を立案する。
建築総合演習(実践)
A・B・Cの中から1つ選択する。
- 建築設計(店舗設計除く)、店舗設計、建築CGパース、建築パース、建築模型等の中から希望の分野を選択し、作品の制作をする。
- 建築計画、構造、施工、リフォーム等の中から各自で課題を掲げ、調査・研究をしその成果をまとめる。
- 建設業全体を把握し、工事管理の手法・躯体工事の方法・手順を現場実習を通じ、その管理手法を習得する。また、安全・工程・品質のマネージメント業務の基本的な手段、実行予算計画を立案し工事現場の運営方法を習得する。
構造力学Ⅱ
構造材料の力学的性質(応力度・ひずみ度・弾性体の性質)を理解し、断面の性質から部材の設計に関する解法を演習問題を複数解きながら学ぶ。
建築積算
建築数量積算基準に基づいた工事別積算数量を算出するために必要な解説を行い、積算方法の習得を目指す。さらに、演習として、実務設計図書を使用しての躯体工事(主に土・型枠・鉄筋・コンクリート工事等)および、仕上げ工事(左官・吹きつけ・木工事等)の拾い出しを行い理解を深め、積算内訳書の作成を行う。
施工管理
現場施工の工事完了までの諸事項を、安全管理・工程管理・品質管理面について検討し、実務設計図面を使用してスムーズに工事が進行するように具体的な施工計画書を作成する。
建築CADⅡ
基本的操作方法を元に、応用操作の習得を目指し、実際の非木造建築物(鉄筋コンクリート造共同住宅(4階建2400㎡程度)・ホテル・図書館・学校、鉄骨造の商業施設等)の各種図面の作成をおこなう。さらに、CADシステムの特性を生かした、立体図・日影図等の作図を行う。
建築設備
人間生活をより快適でより安全とするための具体的な各種設備(給水・排水・ガス設備・電気設備・空調設備・電気設備等)について、用語から各種方式までを理解し、建築設備への全体的な考え方と適切な方式の選択方法などを学習する。
建築製図Ⅱ
木造の設計では住宅の平面・立面をはじめ、伏図・軸組等の構造図までを描く。木造以外の設計では鉄筋コンクリート造の共同住宅(標準規模:住戸面積80㎡、延べ面積2400㎡、4階建て程度)・ホテル・図書館・学校・公民館と鉄骨造の商業施設の中から一つを選択し設計する。
科目名をタップ(クリック)すると、それぞれの科目の説明が表示されます。
資格取得はもちろんのこと、卒業後に即戦力となる知識を身につけることができます。先生の実体験を聞きながら受ける授業はとても楽しく、難しい専門知識も覚えやすいと感じています。
三重県 石薬師高等学校 出身
押領司 士音さん